MT4のEAを安定して24時間稼働させるには、VPS上での稼働がおすすめです。VPSは仮想占用サーバーのことで、Windowsのデスクトップ環境を利用できます。VPS上でMT4のEAを稼働させることで、万が一のパソコン故障、停電、ネット回線のトラブルによるEA停止のリスクを回避することができるだけでなく、24時間稼働させっぱなしによる電気代やパソコンの消耗またメモリ消費といった問題も解決できます。
今回はVPSでのMT4のEA設定方法を解説していきます。まずはVPSの契約が必要です。月額利用料を払って契約したり、FX会社によっては無料でVPS環境を提供してくれているところもあります。VPSの準備ができたら、VPSを起動します。
- パソコンのWindowsマークをクリックし、「Windowsアクセサリ」から「リモートデスクトップ接続」を選択。
- 契約時にサーバー・ログイン情報が送られてくるので、入力する。
- VPSが起動する。
- 終了時は画面上部右側の「✕」をクリック。
以上でVPSの設定は完了です。次にMT4を立ち上げ、EAを設定していきますが、設定方法はパソコンでの設定時と変わりありません。
- VPS上でMT4を起動する。
- MT4上部の「ファイル」→「新規チャート」からEAで利用する通貨ペアのチャートをクリックする。
- MT4画面右の空欄部分にドラッグ・アンド・ドロップし、チャートを設置する。
- MT4上部「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Experts」フォルダをクリック。
- ダウンロードしておいたEAをコピー・アンド・ペーストで収納する。
- MT4を再起動する。
- MT4画面左のナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」よりEAをドラッグ土・アンド・ドロップする。
以上がVPS上でのEAの設定方法です。パソコンと設定方法は同じなので、VPSを準備できれば問題なく進めるでしょう。